まだ梅雨の空けていない7月20日土曜日の夕方、私は金沢駅から会場のホテルに向かって歩いていました。夏休みに入ったこともあってか、金沢駅周辺はキャリーバックを転がした人たちでとても混雑した状態。世界でも美しい駅として有名な金沢が誇る鼓門を見上げながら、群馬大学卒業後「あれから30年」が経ち、自分もすっかりいい齢のオバハンになったなぁと笑みを浮かべていました。
 令和を迎えての今回の北陸支部会の出席者は、平成27年以降毎回参加されている顔なじみの先生方、初めて参加される先生方の合計16名で、富山、石川、福井の北陸3県から会場のホテルに次々と到着されました。一言に北陸といっても金沢までは結構距離があり、しかも列車の本数が極めて少ない(笑)にも関わらず、皆さんが定刻通りに集合されたことはびっくりです。まず総会が開かれた後、富山大学放射線診断・治療学講座 放射線腫瘍部門教授の斎藤淳一先生から、最先端の放射線治療についての講演をしていただきました。放射線治療の進歩はめざましく、苦しんでいる患者様に希望を与えられることは本当に素晴らしいと感じました。
 講演会の後は懇親会会場に移動し、そこからはリラックスした楽しい時間の始まりでした。美味しい御馳走が次々と運ばれ、お酒もおしゃべりもすすみました。群馬大学時代のこと、現在の仕事のこと、趣味のことなど、話すことは次々と沸いてでてきます。だいぶお酒が進んでしまった頃に、一人ずつのスピーチタイムとなりました。そのスピーチに要した時間の長いこと(笑)・・・アルコールも加担しての流暢なおしゃべりは、堅苦しさの微塵もなく、大学時代を思い起こし懐かしさも相まって心から楽しむことができました。そして、私が素晴らしいと思ったのは、先生方一人一人が各分野で患者様や地域・社会に貢献する仕事をされていることです。もちろん、現在に至るまでには紆余曲折、様々な苦労があったことと思います。でも、真摯に仕事に向き合う姿を見て、これから私なりに貢献できることをもっと沢山していかなきゃなぁって感じました。
 懇親会も終わりが近づいて各先生方に来年もお会いできることを約束し、名残惜しさを感じながら会場をあとにしました。鼓門もライトアップされ、金沢での週末の夜を楽しんでいる人たちで賑わっていました。
 北陸には同門の先生方がまだたくさんいらっしゃると聞きました。北陸支部会はまた来年も開催されますので楽しいひと時をご一緒しましょう。できれば女性の先生方もご参加いただけたら嬉しいです。この4回ほど紅一点の私でしたので、どうかよろしくお願いします。北陸以外で頑張っていらっしゃる先生方へ、金沢周辺は魚介がとても美味で自然が豊かなところですので、とても快適な北陸新幹線に乗ってぴゅーんと遊びにいらして下さい。

後列左から、佐原博之、大森一郎、石塚 全、瀬川正孝、宮下知治
中列左から、堂後隆彦、高尾昌明、早川康浩、山内博正、佐原まゆみ、懸川誠一
前列左から、竹内真人、斎藤淳一、村本卓郎、草島義徳、伊藤清吾







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