定期的に送られる刀城クラブ会報で各地の同窓会の様子を見て羨ましく思っていました。
 北海道出身の群大医学部卒業生は元々、少数でしたが、1986年に長嶋和郎先生(昭和42卒)が北海道大医学部第二病理の教授に就任されて、周辺で群大医学部の名前が認知された気がします。その後、2001年に北海道大学生殖・発達医学講座(産科学)教授に水上尚典先生(昭和51卒)が就任され、それを機に長嶋支部長の号令の下、2009年に初めての北海道支部同窓会がありました。今回は9年ぶり第2回北海道支部同窓会でした。1月に急遽、同窓会をやろうとの発案があり、平成27年度版同窓会名簿を頼りに24名に案内状を発送しました。最近は新研修医制度などの影響で医学部卒業後の進路も多彩です。結果的に18名と連絡が取れました。昨年北大を退官された水上尚典先生は埼玉に越されていました。当日の参加者8名を若い順に紹介します。中里信一先生(平成21卒)は東大卒〜群馬県勤務後に学士入学し、卒後、北大皮膚科に入局、現在は皮膚科病理診断を専門に仕事をされています。群馬大学病理学・中里洋一前教授(昭和47卒)の御子息でした。矢崎弘志先生(平成15卒)は北大卒〜商社勤務後の学士入学で、卒後、北海道で内科・地域医療の研修をした後インドで医療ボランティア活動をし、道内地方病院勤務を経て現在、札幌市西区の在宅・訪問医療のホサナファミリークリニックで日々、活躍されています。佐野哲也先生(平成11卒)は同窓会名簿では前橋協立病院勤務になっていましたが、数年前に研究会でお会いして群大出身であることを知っていたためお誘いできました。北海道勤医協の整形外科に勤務した後、一旦群馬に帰ったそうですが札幌出身の奥さんの引きで札幌に戻り、現在、五輪橋整形外科勤務です。種畑昌明先生(平成元卒)は群大第二内科入局、県内の主要病院を回った後、2001年(平成13年)に出身地の札幌に戻り、内科病院で循環器・透析医としての勤務を経て2013年に奥様の種畑美奈子先生(平成9卒)と共に開業されました。激務の中で学生時代からの趣味であるmarineスポーツに熱心の様子でした。宇波厚彦先生(昭和60卒)は元々、石川県出身だそうですが卒後、札幌国立病院での麻酔科研修をスタートしそのまま麻酔科医として落ち着きました。現在、佐野先生と同じ五輪橋整形外科に所属していますが市内の複数医療機関にまめに出張しています。高田公彦先生(昭和54卒)は学生時代、軽音楽部でフォークバンドをしていました。卒後北大小児科に入局し道内の病院、大学勤務を経て平成5年(1993年)札幌市手稲区でクリニックを開業しました。得意のバリトンは医師会合唱団でのソロの他、キタラ小ホールでリサイタルをする程の実力です。長嶋和郎先生(昭和42卒「注」)は東大病理から1986年に北大第二病理教授に就任され2004年までの18年間、重責を果たされました。御退官後は札幌東徳洲会病院病理部で仕事を続けられています。群大時代はラグビー部で北大教授御就任の折には、やはりラグビー部出身の宇波厚彦先生が北大までお祝いに伺ったそうです。最近、やや体調を崩されましたが当日は、若手医師との懇親の場を楽しまれました。私、佐久間隆(昭和54卒)は卒後、北大整形外科に入局しました。学位取得後、帯広厚生病院、市立札幌病院での25年間にわたる勤務医生活を経て60歳を過ぎて開業を決意しました。市立病院前整形外科クリニックを始めてこの春で5年になります。スキー部出身ですが、ここ数年は毎年、雪よりも暖かな春を待っています。今回、長嶋先生から支部長を引き継ぐよう御指示があり、出席者のご賛同に従い、しばらく支部長を務めさせていただきます。集まった8名は世代も専門もバラエティに富んでいました。北海道で仕事をするに至った経緯など話してもらいましたが、人生色々です。共通点は群大医学部出身であること、皆、良き医療人として其々の分野で活躍しているのだと思いました。次回は札幌以外に在住の同窓生も参加できるよう、余裕をもって計画いたします。
「注」長嶋和郎先生から追加コメント「昨年東京で開催された卒後50年記念祝賀会に出席できませんでしたが、この通り存在しています。」

群馬大学医学部北海道支部同窓会 2018.3.10 札幌四川飯店にて
前列左から 高田、長嶋、佐久間、後列左から宇波、佐野、種畑、矢崎、中里







事務局連絡先群馬大学ホームページ
 サイト内検索

© 2005 Gunma University School of Medicine
Alumni Association. All rights reserved.