我ら50の愛すべき友、竹之下誠一君が本年4月1日付けで福島県立医科大理事長兼学長に就任されました。この快挙の祝賀を兼ね本年5月6日に敷島公園にあるレストラン朔詩舎にて、50年卒のクラス会が開かれました。ゴールデンウイークの最中にも関わらず、23名の同級生、さらにはサッカー部OB6名、そして友人有志8名の計37名に参集いただきました。竹之下君は、平成11年2月、母校の第一外科学助教授から福島県立医科大学外科学第二講座教授に転出され、以来、昨年の定年までの17年間に同学において87名もの新入医局員を育てあげ、同時に病院長、理事等の要職を務めるなど、教育•研究者としてあるいは大学の管理者として県立医大の発展に大きな足跡を残しました。また、多くの学会役員を務め、第52回日本癌治療学会、第76回日本臨床外科学会、第10回日本消化管学会など全国規模の学会を数多く主催するなど、外科学におけるリーダーとしてもその力量を存分に発揮してきました。平成27年3月に定年を迎えましたが、引き続き大学にとどまり、理事長特別補佐兼福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター先端臨床研究長として活躍していました。福島県は東日本大震災において原発事故というまさに日本存亡の危機に見舞われました。恐怖と絶望のなかにあって、諦めることなく常に先頭に立ち復興を目指して大学の発展に尽力して来られた竹之下君の姿勢には同級生として深い感銘を覚えるばかりです。会は白倉君の名司会で進められ、昨年から県立医大に籍を置くことになった水沼が理事長兼学長選出に至るまでの経緯を紹介した後、サッカー部OBで竹之下君とは鶴丸高校の先輩後輩の間柄でもある森昌朋先生(47卒)から心温まるお言葉を、また良き友人で、かつライバルでもある群馬大学病態総合外科学教授の桑野博行先生からは竹之下君の専門領域における文武両道に秀でた活躍ぶりをご紹介いただきました。その後、同級生から学生時代の想い出の披露となり、当時の竹之下君の全貌が赤裸々に面白おかしく語られ、最後まで笑いの止まらぬ同級会となりました。震災の後遺症を未だに引きずる福島県の医療の中核の担う福島県立医科大学の最高責任者の重みは想像にあまりあります。先生のご活躍を心より祈念すると同時に同級生として最大のエールを送りたいと思います。そして2年おきに行われている50クラス会は来年前橋で開催されることになりました。

 







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