今年に入って当支部では役員会と総会を開催した。会員の数は名簿に記載されているもので約150名に達しているが、実際会合に出席される方は30名程度である。やはり高年齢者の出席はよいが若い同窓会員の出席は芳しくない。
太田館林地区は群大所在地の前橋より東南に約50q離れているが、なにかと話題になるのはこの度の群馬大学病院の医療事故の件である。
 そこで腹腔鏡手術の安全性について理解すべく講演会を開催し内科系の医師にも参加を呼び掛けた。即ち3月30日館林厚生病院外科部長堤裕史先生(平成6年卒)の「鏡視下手術について」のご講義を頂き、メリットデメリットを要約され、最後に腹腔鏡手術の弱点をよく理解し開腹手術をためらわないことも重要であり、外科術式の選択肢の一つであることを認識することが肝要であると述べられた。
 続いて5月18日の総会には、慣例として特別講義を開催することになっており、昨年は内科学教授山田正信先生をお招きし、原発性アルドステロン症の講演を拝聴しました。今年は趣を変え、一昨年同窓会からはじめて群馬県医師会長に就任された月岡関夫先生をお招きしました。演題は「群大病院と群馬県医師会の関係一今迄と今後」と大変興味ある話でした。やはり内容は現在の群大病院が抱える問題に触れ、医師会としては一刻も早く群大病院が通常の機能に復することが県民も強く望んでいるので協力したいと締めくくった。
 年度末人事の異動がみられた。太田市医師会長の小島章先生(昭和43年卒)が8年間に至る重責から退くことになりました。また館林市邑楽郡医師会長の川島康宏先生(昭和53年卒)が4年間の任期を無事終えられ退任された。刀城クラブ同窓会太田館林支部会報に寄せられた川島先生の回想録には会長など医師会の役員をさせていただいたお蔭で多くの方々と知り合いになり地域の人から学ぶことが多く、また館林厚生病院の宮城院長や太田市医師会の小島先生、館林医師会の最上先生、黛先生、神尾先生など群大同窓の先生には地域医療を推進する面で連携がとりやすく協力して頂いて大変心強かったと述べております。改めて同窓会の存在が有意義であったと痛感させられた次第です。
 また、群馬県立がんセンター院長に鹿沼達哉先生(昭和57年卒)同副院長に湊浩一先生(昭和58年卒〉が新しく同窓会役員になって頂き今後の活躍が大いに期待されています。
 そのあと、刀城クラブ同窓会地域医療貢献賞を授与された最上建治先生と叙勲された有坂實先生に花束贈呈がなされました。
 その時の参加者の集合写真を掲載します。


 






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