信州は四方を山に囲まれており、冬にはこたつを囲んでお茶のみ話を長々とする機会が多いからであろうか、信州人はとにかく"理屈っぽい"。そんな理屈っぽい面子が松本に集まって5年ぶりの同窓会を開催した。80名以上に案内を送ったものの、集まったのは8名のみであった。しかし、会は大変盛り上がり、死を見据えた医療に対する思い、患者さんに寄り添う医療から、医学部の歴史、医学教育のあり方、さらに医療倫理や人生哲学まで熱い議論が戦わされた。
 美ヶ原温泉ホテル翔峰に集まった8名は、五味茂喜(38卒)、相澤徹(50卒)、馬場浩介(52卒)、中野隆史(54卒)、北野喜良(54卒)、洞和彦(55卒)、内山茂晴(60卒)、関口健二(H12卒)である。会に先立ち、中野群大医放射線科教授(長野市出身)に重粒子線治療についてご講演いただき、昨年秋に信州大学医学部附属病院総合診療科教授に就任した関口先生のお祝いをした。五味先生はこの会の長老であり、長らく長野県医師会で活躍され、諏訪市で五味医院を開業されている。相澤先生は、信州大学医学部医学教育センターの教授をされた後、現在は相澤病院糖尿病センターで活躍され、昨年ベルツ賞を受賞された。馬場先生は北信総合病院麻酔科に勤務し、副院長をされている。内山先生は信大病院整形外科の准教授をされている。今回の幹事は洞(北信総合病院院長)と北野(まつもと医療センター院長)が担当した。
 次回は多くの若い医師に参加していただきたいという参加者の思いがあった。それにしても熱く、ねちっこく、奥深い議論が戦われた。次回も楽しみである。
 






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