平成26年3月15日、第7回刀城クラブ東京支部総会と懇親会が行われました。毎回同じことの繰り返しになりますが、800名以上いる会員に出席を促して、集まった人が40名で頭数の上では昨年より更に寂しい会になりました。ただし、会の中身は今までより実のある内容になったものと思います。まだ発足して7回目の歴史が浅い会ですが、第1回目は世話人の先生方のご尽力もあって100名近い同窓生が出席しました。これが年を経るに従い先細りになり参会者数が減って、世話人は寂しい思いをしてきました。原因は何か、解決策は何かについていろいろ考えを巡らせました。何しろ若い人の出席が少ない、若い人たちの出番がない、型通りの会の進行よりも言いたいことが言える会にできないかなどと指摘され、今回は特別講演に対するクロストークを企てました。
 特別講演は昨年3月に群馬大学第1内科(病態制御内科学)主任教授を定年退官された森 昌朋名誉教授にお願いし、「今あるところでベストを尽くす:人生に無駄な時間、経験は無い」というタイトルで、森先生の生き方論議を拝聴しました。先生の研究・人生体験をもとに、第1内科の主任教授から名誉教授を経て今あるまでの過程には、様々な思惑とは違った経験をしたが、その全てに無駄な時間や経験はない。今あるところでベストを尽くすことが人生に満足する道であるという、哲学的な意味合いを含む講演でした。これに引き続いて、平成卒業の3人の(比較的?)若い先生方に「私は今こんなことをしてます」という内容の自己アピールとともに、先輩諸氏への理解を深めてもらうショートトークをしてもらいました。平成2年卒の笠間和典先生にはメタボリックシンドロームに対する減量手術、平成4年卒の斎藤豊先生には大腸疾患の内視鏡手術、平成7年卒の丸山聡子先生には糖尿病診療のup-dateをお話しいただきました。3人の講演は会場の大反響を呼び、質疑応答が交錯する中、時間の制限もあって完全には燃焼しきれず、少々残念な感がありました。次回はさらに盛り上がる企画をしたいと考えます。
 講演会の後に懇親会に移り、所用で欠席された飯野会長の代行として刀城クラブを代表して白倉先生にご挨拶を頂き、平成25年度刀城クラブ地域功労賞を受賞された菅野拓勇先生(昭和45年卒、東京支部推薦)に受賞の言葉を頂き、約2時間近い懇親会の一時を楽しみました。この支部会・懇親会を立ち上げた諸先輩の言を借りれば、「卒業年次の新旧を超えた懇親の会を持つことはもちろん、これを通じて「新」の人たちがそれぞれの分野でどれくらいの実績を上げているのか同窓生にアピールし、「旧」の人たちがそれに聞き入って何らかの役に立てないかを模索する、そういう会にしたいとのことでした。今後もその理念に沿った会を継続したいと思います。
 






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