早春の暖かい一日、平成25年3月9日の夜、第6回刀城クラブ東京支部総会と懇親会が行われた。出席者は43名の予定だったが3名ほど所用で参会できず、いつもよりやや少ない人数だった。
 事務局担当幹事である小原甲一郎先生(S39年卒)の開会の辞で支部の概況が伝えられ、東京支部には770余名の刀城クラブ会員がいること、一昨年の東日本大震災の年は第5回の総会をするはずだったところ流会になり、その代わりに昨年第5回を挙行して、第6回の総会が本日開かれることが説明された。まず、昨年刀城クラブ会長に就任された飯野祐一先生(S46年卒)から就任のご挨拶を頂き、刀城クラブの命名の由来、会長としての抱負、赤城山の読み名(アカギヤマとアカギサン)の相違について地元出身の博学をもって解説された。総会の議題の中で、品川洋三先生(S39年卒)が地域医療貢献賞を受賞されたことが報告され、受賞のご挨拶を頂いた。
 恒例の講演会は池 康嘉先生(S46年卒)による「多剤耐性菌について −日本と世界の現状―」という演題で、歯切れのよい1時間にわたる熱弁を聞かせていただいた。米国の感染症に対する指針を、必ずしもgold standardとするには当たらない。耐性菌とその治療薬の現状を見るに、日本は優れた開発能力と治療の実績を持っている。過去の実績を勘案して自信をもって対応すべきであることを強調された。参加者全員に賛同と深い感銘を与えてくれた。
 懇親会に先立ち記念写真撮影を行い、白倉卓夫先生(S31年卒)のご発声で乾杯して、しばし歓談のうちに親交を深めた。遅れて駆け付けた相川英三会長(S39年卒)と一番若い藤原真代先生(H20年卒)のスピーチを頂いて中締めとなり、相川先生から今後は若い会員の積極的な参加が望まれるというメッセージが寄せられた。また、神奈川支部に所属する朝倉久美子先生(H20年卒)が池先生の講演を聞きたいとのことで特別参加された。午後10時近くまで和やかなひと時を過ごし、1年後の再会を期して散会した。

追記)総会の議題の一つに支部役員の改選があった。次回から支部会長を私(堀 貞夫、S47年卒)が拝命し、副会長には石川 誠先生(S48年卒)と三橋紀夫先生(S49年卒)が留任し、また事務局担当の小原甲一郎先生の後任には菅野倍志先生(S49年卒)が指名された。

 






事務局連絡先群馬大学ホームページ
 サイト内検索

© 2005 Gunma University School of Medicine
Alumni Association. All rights reserved.