5月14日。一通の手紙と共に書留が届けられた。送り主は同級生である。郵便物の主は診療行為を止め、長年療養を続けている。卒後50年となる不惑会クラス会に出席しようと体調を整え、楽しみに待っている。その彼に、折悪しく緊急入院という異常事態が発生した。退院後も療養に勤しみ間際まで出席を望んでいたが、自ら出席は無理と判断した。送られてきた会費と手紙とに彼の律義さを覚えた。無念の思いも感じとれる。当夜の記念写真を添え、現金書留は封を切らずにそのまま送り返した。
 翌日、彼から電話があった。
「同級生の顔がわからない」
 やはり、今回も写真を添え刀城クラブ会報に投稿しなければ、と思う。出席できぬクラスメートが必死に見詰めている。
 平成24年のクラス会から3年という短い間に7人の同級生を失った。今回も出席の返事を出しながら、2,3か月の間に一人は亡くなり、一人は緊急入院となった。訳もなく寂しさを覚える世代に入った。
 同期のものを含め42人に、平成27年5月16日(土)に行うクラス会の案内を出した。2名は出席不能となったものの、出席の返事は最終的に32名からいただいた。卒後50年も経っているのにどうしてこんなにも集まるのだろう。自分で案内状を出していながら不思議な感じがする。
 絶え間ない訃報がある。心の声を聴き、思い出と、青春の残り香を求め集まったのかな、と思う。
 当夜は、各自の近況報告とともに、母校の最近の出来事が大きな話題となった。
 医療の本質にまで言及する発言もあり、いつものクラス会にはない、ピンと張りつめた空気の中で一夜は過ぎた。


 






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