作秋11月に山口宇部市に予定していたクラス会が台風の影響で順延となり、春分の日(3月21日)に山口市湯田温泉で行うこととなった。
 急な変更にもかかわらず24名の参加者があり、天候にも恵まれ正直安堵した。一人またひとり集まる懐かしい面々、握手で交わす昔の温もり、瞬時に蘇る学生時代のことなど。クラス会の醍醐味であろう。集合写真を撮り18時30分、クラス会開宴となる。地元世話人の前田とクラス委員の本多君の挨拶、沖縄から参加の金城君による乾杯の音頭、そしてしばらく会食歓談となる。サプライズは、岩手から石橋君が病を押して車椅子で奥様と登場。一瞬の驚きと大歓迎の拍手に迎えられ席に着く。経口摂取は出来ないが絶えず満面の笑みで我々に応えてくれた。彼は脳梗塞の理想の治療として、アルガトロバン高用量治療の普及をライフワークとしている。彼の力の源でもあろう。ほんとによく来てくれました。参加者皆の気持だった。全員揃ったところで、素晴らしい笑顔の石橋君を中心にして再び集合写真を撮る。その後全員の近況報告を聴いて石橋君の退場となった。次の44会は2年後、田村・森川両君のお世話で前橋と決まった。予定の2時間のクラス会は、あっと云う間に終り、後は館内の女将劇場で1時間、その後深夜までの二次会、まだまだ皆元気。翌22日は、早朝8時30分宿を出発、バスにて東洋最大級の鍾乳洞の秋芳洞とカルスト台地へ向かった。洞内の散策は、古稀を過ぎた脚腰にはちょっときつかったかな。洞を出て、カルスト台地の眺望と春風にほっと一息ついた。バスで台地を抜けて、萩八景の一つ松本川河畔の雁嶋別荘で昼食を摂った。午後、萩観光となる。時間の制約があり、旧武家商家の屋敷の残る街並が観られなかったのは少し残念だった。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、山口と群馬の縁を再認識した。主人公の文とその夫揖取素彦が萩から群馬へ初代群馬県令として就任したことから、吉田松陰の「至誠」の心が群馬の教育、産業にも影響したと云う。松陰神社、松下村塾遺址、大河ドラマのドラマ館や萩焼会館へ立ち寄り、短い時間だったが維新から明治の時代に想いを馳せながら、15時頃JR新山口、山口宇部空港へと帰路についた。別れを惜しみ、次のクラス会での再会を約束した。



 






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